海外の人は割り算が苦手?

今日はちょっと雑学的なことを書いておきます。

当学院では海外の教育事業者へのノウハウの提供を行っていますが、割り算は必要ないと言われることが多いです。

なぜでしょうか。割り勘をする時に必要だったりしないのでしょうか。

そもそも、海外に行くと、割り勘という概念が存在しない国がたくさんあります。自分(あるいは自分の家族)の食べた分を支払うので、例えばお酒を飲みに行っても、男性5千円、女性3千円というのは日本独特の考え方なのかもしれません。

割り勘というのは一つの例ですが、日常生活で割り算をする機会が海外ではほとんどありません。よって必要ないということになるのでしょう。

英語の表現でLet’s split the bill.(割り勘にしましょう)
のような表現もありますが、日本で使われる割り勘とはニュアンスが多少違いますし、私自身の経験では、あまりこういう表現を使うシーンに出くわしたことはありません。

いずれにしても、割り算はあまり必要ないというのが海外の人の評価です。
もちろん学校では割り算というものを習いますが、正直に言えば、あまり身につかないことが多いです。
以前の投稿で割り算で躓かない為には、引き算をしっかりとできるようになっておくことが必要と書きました。
海外では割り算はおろか、引き算さえも日常生活であまり使われません。おつりの計算時には引き算をするのではなく、足し算を積み上げることで、おつりを渡すからです。

例えば、25ドル37セントの買い物があって50ドル札を出すと
25ドル37セントに
20ドル紙幣を渡して45ドル37セント。
1ドル紙幣を4枚渡して49ドル37セント。
25セント硬貨を2枚渡して49ドル87セント。
10セント硬貨を1枚渡して49ドル97セント。
最後に1セント硬貨を3枚渡して50ドルになったね。
(だから、今渡した分がおつりね、ということ)

こういう経験をした方も多いのではないでしょうか。

今はクレジットカードに加えてスマホ決済などもどんどん広まっているので、日常生活においては、日本国内においても、益々、引き算や割り算をすることが減っているのが実状ですね。